文章のコピー貼り付け作業中に改行を削除して、文章を一行にしたいとき、あなたならどうするだろう?
BackSpaceキーで改行を消すのか?それともDeleteキーがいいのか?
この記事ではそんなチマチマした方法でなく、効率よく文章の改行を削除し、秒で一行の文章にする方法を5つ紹介する。
最近このブログの管理人であるT.maccarone(タクト・マッカローネ)は、ある文章を精査する作業に取り組んでいる。
その文章を精査するために、文章を一行にするのだが「どうしたら効率よく改行のある文章を一行にできるか?」に取り組んだ。
今回はその取り組んだ成果を記事にした。
記事中に難しいことは一切ない。改行のある文章をコピーして貼り付けるだけで完了する。
特に大量の文章を一行にする必要がある場合、この記事は必ず役に立つと自負している。
ヤフー検索窓に貼り付けるだけGoogleでは不可
Yahooの検索窓(サーチボックス)に一行にしたい文章を貼り付けるだけで、あっという間に改行を削除して、文章を一行にしてくれる。
Googleでは不可、但し条件あり
なお、今から紹介する方法はGoogleの検索窓ではできない。Googleの検索窓に改行のある文章を貼り付けると、上記の画像のように改行が検索窓にそのまま反映されてしまう。
但しGoogleの場合、できるパターンとできないパターンがある。下記を参照して欲しい。
Googleに通常アクセスした場合(お気に入りからとか、URLを直接入力したとか等々)は、改行のある文章を検索窓に貼り付けても改行がそのまま反映され一行にはしてくれないが、ブラウザのChromeで新しいタブを開くときにGoogleが開くように設定してある場合、その新しいタブに現れたGoogleの検索窓は改行のある文章を一行にしてくれる。
ヤフー検索窓に貼り付けてテキストを一行にする方法
ここからが本番です。
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わゐゑを
ん
ワーク用に五十音を用意したので使ってほしい。
全選択のショートカットキー[Ctrl+A]を使って枠内すべての項目を選択すると効率的。
コピーのショートカットキー[Ctrl+C]を使って効率よく作業をすすめる。
効率よく貼り付けるために、ショートカットキーの[Ctrl+V]使うこと。
ただし、改行だった部分が空白となって残ります。
Infoseek、goo、YANDEXの検索窓でも可能
当サイトが調査した結果、改行のある文章を貼るだけで一行にしてくれる検索窓を持つ検索サイト、もしくはポータルサイトは他にもある。以下まとめたので参考にして欲しい。
- livedoor(ライブドア)※但しサイト内のニュース検索限定
- Infoseek(インフォシーク)
- Excite(エキサイト)
- goo
- BIGLOBE(ビッグローブ)
- @nifty(アット・ニフティ)
- AOL
改行のある文章を一行にしてくれる検索窓を持つ検索サイト、もしくはポータルサイトは他にもあるだろうが、管理人が探した限りは以上となる。
MSN、YANDEX、百度(バイドゥ)では文字制限あり
Microsoft運営の「MSN」の検索窓でも改行のある文章を一行にすることができるが、250文字程度の字数制限がある。仮に1,000文字を検索窓に貼り付けても、250文字以降は自動的に削除されてしまう。
中国最大の検索サイト「百度(baidu.com=バイドゥ)」も「MSN」同様に250文字程度の文字制限がある
またロシアの検索サイト「YANDEX(ヤンデックス)」にも文字制限がある。こちらは350文字程度の制限があり、350文字以上の文章を貼り付けても「MSN」「百度」同様に削除される。
その他一行にしてくれる検索窓があるサイト
その他にもサイト内に検索窓がある場合、改行のある文章を一行にしてくれるサイトがあるので下記に列挙する。
- 旧Twitte(現X=エックス)
- はてな
- Amazon
- メルカリ
- Yahoo!フリマ
- 楽天
その他、自分にとって都合のいい検索窓を探すといいだろう。またInstagram(インスタグラム)、TikTokに関しては調査していない。
一行にできない検索サイト
この章の冒頭にも書いたが、Googleの検索窓に改行のある文章を貼り付けても一行にしてくれない。貼り付けると改行がそのまま反映される。その他、一行にしてくれない検索サイトを紹介してこの章を終わりたい。
- Bing(ビング)
ブラウザのURLバー(アドレスバー)に貼り付ける
こちらの方法もいたって簡単だ。ブラウザ上部にあるURLバー、もしくはアドレスバー、ロケーションバーと呼ばれている部分に改行のある文章を貼り付けるだけでいい。
管理人が確認したところ、以下5つのブラウザで可能だった。ただし、ブラウザによって貼り付け後の結果に違いがあるが後述する。
- Google Chrome(グーグルクローム)
- Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)
- Firefox(ファイアフォックス)
- Opera(オペラ)
- Vivaldi(ヴィヴァルディ)
ここ数年で利用者が増えてきているブラウザ・DuckDuckGo(ダックダックゴー)のURLバーでは改行のある文章を一行にすることはできなかった。DuckDuckGoのURLバーでは最初の改行以降の文章は自動的に削除されてしまう。
ブラウザのURLバーに貼り付けて文章を一行にする方法
ここではGoogle Chromeを例にとって説明する。
- カーソルをURLバー合わせてる
- 左クリックすると全選択される
- そのまま[Delete]キーで全削除
- URLバーが空白になる
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わゐゑを
ん
ワーク用に五十音を用意した。
作業の効率を上げるためにペーストのショートカットキー[Ctrl+V]は必須。
コピーのショートカットキー[Ctrl+C]を使うこと。
貼り付けのショートカットキー[Ctrl+V]で効率よく作業を進めよう。
空白も削除され、詰め詰めの一行に仕上がる。
ブラウザによって仕上がりが異なる
改行のある文章をブラウザのURLバーに貼り付けて一行の文章にする場合、ブラウザによって仕上がりが違ってくる。それは改行部分が空白になるか、空白にならないか、の違いだ。
改行部分が空白になるブラウザ
- Firefox
- Vivaldi
改行部分が空白にならないブラウザ
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Opera
Safariについては未検証
なお、Appleデバイスの標準ブラウザであるSafariについては検証していない。以上でこの章を終わりにする。
Webの改行削除ツールまたは拡張機能を使う
検索サイトで「改行 削除 ツール」もしくは「改行 削除 WEB」と検索すれば、文章の改行を削除してくれる無料のWEBサイトがすぐに見つかる。
特におすすめのサイトはないので、検索結果の上位から順に試し、自分の用途にあったサイトを使えばよい。
サイトによっては、改行を削除する機能以外にいろいろな機能を提供してくれているので、見て回るのも面白い。
なお使用方法についてはツール提供サイト内の説明を参照して欲しい。
ブラウザの拡張機能にも改行削除ツールはあり
もし頻繁に改行のある文章を一行にすることが多い場合、Chromeのプラグインをインストールするのも良いだろう。
chrome ウェブストアの検索ボックスに「改行 削除」と入力するだけで文章中の改行を削除するプラグインがすぐに見つかる。
当サイトとしてのおすすめはないので、導入を検討する場合は各自が気に入ったものを使用して欲しい。使用方法についてもプラグイン提供者側の説明を参照して欲しい。
なお、ブラウザ拡張機能として改行を削除する機能を有するものは管理人が探した限り「chrome ウェブストア」にしか存在しなかった。
テキストエディタを使って改行コードを置換して一行にする方法
こちらのテキストエディタを使う方法は、テキスト内にある改行コードを表す正規表現を置換機能によって削除して、文章を一行にするというものだ。
この方法はひと手間多くて、少し難しいが、覚えればパソコン操作の練度も深まるし知識も広がる。中級者以上の方はこの方法を覚えて欲しい。
なお、この方法を実践するおすすめのテキストエディタはTeraPad(テラパッド)一択だ。またWindowsについているメモ帳では改行コードを置換で削除することはできない。
なぜTeraPadがおすすめなのか?理由は絵文字(特殊文字も含む)にある。一行にしたい文章の中に絵文字が含まれている場合、TeraPadのみが絵文字を無効化しテキストに変換してくれる。TeraPad以外のテキストエディタは、絵文字をコピーすると絵文字のまま貼り付けてしまう。絵文字は使用するデバイスによって見えない場合もあるし、絵文字のコードが異なると見え方が異なる。絵文字はプラットフォームによっても異なるし、相手が当方と同じ絵文字が見えているとは限らない。以上の理由から当サイトとしては、絵文字を純粋なプレーンテキストに変換してくれるTeraPadをお勧めしたい。
ただし、一行にした文章を共有する相手がいなければ、TeraPadにこだわる必要はない。この章の最後に文章を一行にする作業が可能なテキストエディタを簡易ではあるがまとめたので、参考にして欲しい。
TeraPad(テラパッド)を使って改行のある文章を一行にする方法
TeraPadを持っていない方は以下の公式サイトからダウンロードして欲しい。
作業効率を上げるために置換タブを出すショートカットキー[Ctrl+R]を覚えよう。
検索する文字列の欄に挿入する文字は[円記号、エヌ]だが、環境、機種、貼り付け先によっては[\(バックスラッシュ)、エヌ](下記参照)と出る場合があるが問題ないのでそのまま進める。
\n
文中に絵文字がある場合のみ以下の作業を続ける。絵文字がない場合はここで終了となる。
作業効率を上げるために置換タブを出すショートカットキー[Ctrl+R]を使うこと。
同じ作業で改行が削除可能なテキストエディタ一覧
同じ作業と言っても、アプリが違えば使い方も異なる。各アプリの使い方および置換の方法は調べて欲しい。
ただ操作が違うといっても、置換タブの呼び出しはすべてのアプリが上記メニュー>検索>置換(ショートカットキーはCtrl+R)となっている。一部ショートカットキーが(Ctrl+H)のアプリがあるので、アプリ名の右側に記しておいた。
TeraPad同様に絵文字も削除できるテキストエディタ
- MKEditor for Windows
改行は削除できるが絵文字は残るテキストエディタ
- 秀丸エディタ
- Mery
- EmEditor Free→置換タブを出すショートカットキーはCtrl+H
- gPad→置換タブを出すショートカットキーはCtrl+RもしくはHキーでも可
- サクラエディタ(下記必読)
- Notepad++(下記必読)→置換タブを出すショートカットキーはCtrl+H
なお、サクラエディタとNotepad++は、改行を削除する置換時に入力する文字列(正規表現のこと)が違う。下記の図を参照されたい。
サクラエディタで改行コードを置換によって削除する方法
サクラエディタの場合、置換前の欄に[\r\n(円記号、小文字アール、円記号、小文字エヌ)]と入力する。ただしあなたの環境によっては、円記号を入力しても[\(バックスラッシュ)]と入力され、下記のように表記[バックスラッシュ、小文字アール、バックスラッシュ、小文字エヌ]される場合もあるが、問題ないのでそのまま進めること。
\r\n
置換タブは、上記メニュー>検索>置換をクリックで出現する。ショートカットキーは[Ctrl+R]。
Notepad++で改行コードを置換によって削除する方法
Notepad++も上記で説明したサクラエディタと同じく検索文字列の欄に[\r\n(円記号、小文字アール、円記号、小文字エヌ)]と入力する。
置換タブは、上記メニュー>検索>置換をクリック出現する。ショートカットキーは[Ctrl+H]。
改行の削除が置換によって不可能なテキストエディタ
最後に改行コードを置換によって削除ができないテキストエディタを紹介して、この章の最後としたい。
- Windowsメモ帳
- Crescent Eve
【推奨】表計算ソフトLibreOffice Calcを利用して一行にする
改行のある文章を一行にする方法で、当サイト一番おすすめなのは、無料で使える表計算ソフトLibreOffice Calc(リブレオフィス・カルク)を利用する方法だ。
この記事を書くにあたり、複数の表計算ソフトで検証を重ねたが、どの表計算ソフトよりも一行にする作業に特化して言えば、LibreOffice Calcが理想の表計算ソフトであると、断言したい。
今回検証したソフト
- Microsoft Excel
- WPS Spreadsheets
- Googleスプレッドシート
- Excel Online
- Apache Open Office
- Zoho Sheet
- Numbers
唯一の難点は、LibreOffice Calcは公式サイトからダウンロードしてインストールする必要がある、という点だろう。Windows操作に慣れていなければ、導入の敷居が高いかもしれない。
しかし、その敷居の高さを上回る利便性と作業効率の高さがLibreOffice Calcにはある。改行のある文章を一行にする作業が多い場合、LibreOffice Calcをインストールしてぜひ使って欲しい。
なお、LibreOffice Calcのダウンロードからインストールに関しての説明は公式サイトが詳しい。
LibreOffice Calcを使って改行のある文章を一行にする方法
文章を貼り付ける位置に注意すること。
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わゐゑを
ん
ワーク用に用意した五十音を利用して頂きたい。
貼り付ける位置はどこでもよい。ここではC列の7行目に貼るとする。
セルは選択したまま。
改行のある文章が一行になっています。
改行コードと絵文字を削除してプレーンテキストにする方法
コピーした文字列に絵文字などの特殊文字があった場合、一行にする作業をしても、絵文字はそのまま残ってしまう。
上の章でも書いたので繰り返しになるが、デバイスによっては相手と同じ絵文字が見えているとは限らない。文章を共有する相手がいれば絵文字は削除して、プレーンテキストにしておきたいところだ。もし、一行にした文章を共有する予定がなければ、この章は無視してもらって構わない。
LibreOffice Calcを使えば、改行コードも絵文字と一緒に削除して、秒で一行かつプレーンテキストにする方法があるので、紹介してこの記事の締めとしたい。
絵文字も改行コードも削除して改行のある文章を一行にする方法
下記をよく読んで、文章を貼り付ける位置に注意して欲しい。
もしくは[直接設定した書式の解除]のショートカットキー[Ctrlキー]と[Mキー]を押す
この書式を解除することによって、文中に含まれている書式が解除される。
以上の作業により、絵文字は削除され、ハイパーリンクが挿入されている場合でもリンクが解除されて、プレーンテキストになる。
まとめ
以上が文章の改行を削除して文章を効率よく一行にする方法の5つとなる。
Web上で検索すれば、同じく改行のある文章を一行にする方法を扱った記事が散見できるが、当記事が一番詳細、かつ読み手に親切だと自負している。
もし永続的に改行のある文章を一行にする作業があるなら、管理人としては最後に紹介した「LibreOffice Calc」を使う方法を実践して欲しい。
貼り付けた文章をそのままLibreOffice Calcに保存すれば手間も省けるし、後々必要な情報を表計算ソフトが持つ検索機能で素早く取り出すこと等もできる。
なお、改行ある文章を一行にするもっと便利で簡単な方法を見つけたらこの記事に追記する。
最後に管理人としてはこのページに辿り着いてくれた全ての方の疑問、そして悩みが解決できることを切に願うのみだ。